Blenderのコマンドプロンプト起動を自動化しよう Windows編

Blenderのアドオンを作ったり、スクリプトを動かすときにはコマンドプロンプトからBlenderを起動するのが便利です。

しかし、それを毎回するのは地味に不便ですし、プログラマーの性として、単純作業は自動化したくなるものです。

そこで今回はそのようなショートカットを作成します。

バッチファイルの作成

まずは「blender.exe」の場所ですが、デフォルトだと「C:\Program Files\Blender Foundation\Blender」に入っている前提で進めます。

環境が違う場合はその都度読み替えてください。

Blnderの実行ファイルがある場所(「C:\Program Files\Blender Foundation\Blender」)に、ファイル名は「blender.bat」、文字コードは「sjis」で以下のような内容のテキストファイルを作成してください。

cd C:\Program Files\Blender Foundation\Blender
blender.exe
cmd /k

これをバッチファイルといい、このファイルをダブルクリックで実行してみると、コマンドプロンプトが起動して「C:\Program Files\Blender Foundation\Blender」に移動したのち、Blenderを起動します。

「cmd /k」はBlenderを終了したときに、コマンドプロンプトを終了させないための処理です。

ショートカットの作成

デスクトップで「右クリック」->「新規作成」->「ショートカット(s)」と進みます。

shokkato

explorer C:\Program Files\Blender Foundation\Blender\blender.bat

と入力します。

explorerの後に半角空欄の入っていることに注意してください。

次へと進みます。

shokkato2

ショートカットの名前は「blender ショートカット」とでもしていてください。

完了を押すとショートカットがデスクトップへ作成されます。

ショートカットのアイコン変更

このようなアイコンでも別に使えますが、あまりにかっこ悪いので変更します。

shokkato3

このショートカットの上で「右クリック」し、「プロパティ」と進みます。

「アイコンの変更」を選択します。

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「参照」をクリックし、「C:\Program Files\Blender Foundation\Blender」に移動します。

そしてblenderの実行ファイルを選択します。

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「OK」を押します。

shokkato6

その後、プロパティ変更を「適用」すれば完了です。

shokkato7

無事ショートカットが作成されました。